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「月刊大学への数学」って難しい?受験では使える?を調べてみた

難関大学受験用
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月刊 大学への数学とは?

大学への数学8月号

“大学への数学“(以下、大数)は東京出版から出ている数学の雑誌です。

 

タイトルにある通り「月刊」の雑誌なので、普通の参考書とは違い月に1冊、1年間で12冊発刊されています。

問題集と思って考えると中々な量になりますよね・・・

ただし、一般的な受験用参考書では手に入らない数学の奥深い知識やテクニックなども多数掲載されているので、高校生だけに限らず、数学を勉強し直したい大人塾講師バイトをしている大学生、はたまた数学教員の中にも購読している人は数多くいます。

 

大数のターゲット客層
  • 数学を学び直したい人
  • 塾講師や数学教員
  • 数強の中高生

 

そんな世代を超越した神雑誌を今日は紹介していこうと思います。

 

 

普通の参考書とは何が違うの?

まず、大数1番の特徴である「月刊」というところを説明しましょう。

そもそも大数月ごとに扱うメインテーマが決められています。

例えば昨年度の1年間はこんな感じでした。

4月数と式10月場合の数、集合と論証、積分法(体積・弧長)
5月数Ⅱ微積分、2次関数11月確率、複素数平面、二次曲線
6月ベクトル、方程式、極限12月総合演習(数式)
7月座標平面、不等式、微分法1月総合演習(図形)
8月数列、三角・指数・対数関数、積分法(数式)2月総合演習
9月整数、三角関数と図形、積分法(面積)3月入試序盤戦(大学過去問)

こんな感じで「数学1A」や「数学2B」といった区分けで問題は掲載されていません。

ということは・・・ そうです。

複合問題が出題されることが前提です。

つまり、 数学を一通り学んだ人でないと読んでも意味不明です。

 

なので、ある程度は分野別に問題は並んでいるものの、基礎レベルの対策には一切向いていません。

ではどのような人が使うべきなのでしょうか? それを次項で説明したいと思います。

対象レベルは?

 

大数の対象レベルはズバリ“偏差値60以上の受験生”です。

なぜそのような設定にしたかというと、そもそも大数は掲載されてる問題のレベルが非常に高いです

ここで、大数に実際に掲載されている問題を見てみましょう。

問題は[テーマ|整数]より一番最初に掲載されている問題です。(つまり一番easy)

 

この問題、あなたはどのくらいで解く事ができますか?

ちなみに目標回答時間は20分です。

 

このレベルがすらすら解ける事が最低ラインなので、そうでない受験生は単なるオーナーワークで時間の無駄になってしまう可能性があります。

 

受験には使えるの?

これに関しては「人によります」

 

大数の問題や知識が受験で活かせる大学としては 東京大学・京都大学・東京工業大学・一橋大学などの思考力を必要とする大学や その他の旧帝国大学や医学部志望数学を武器にして受験をしたい人にはお勧めできます。

 

一方で、地方の国公立や私立大学受験者には不要となる知識や範囲が多く掲載されているので、数学が余程好きな人出ない限りは「合格に必要な問題集」ではないと言えます。

 

まとめますと、 ・難関大学を数学を武器にして戦いたい人 ・数学的思考力を育成したい人 ・単純に数学が大好きな人 には非常にオススメです。

 

まとめると

購入した方がいい人

  • 東大や京大などの最難関大学志望者
  • その他旧帝大や医学部狙い且つ数学を武器にしたい人

購入しなくてもいい人

  • 偏差値50台の大学を志望している人
  • 数学が最優先科目ではない

 

特に、巻末に掲載されている大数の目玉企画「学力コンテスト(以下、学コン)」はそこらの問題集に載っている典型問題なんかはお話にならないくらい難しく、骨のある問題ばかりです。

最初は時間をかけてじっくり解くと面白いでしょう。

 

そして何より、学コンは自分の記述した答案をプロにコメント付で添削してもらえるので、受験で減点されない・厳密な答案を書く訓練ができます。

そういう点においても、偏差値60~65の人がさらに上のレベルを目指すためにはトライしてみるのも良いと思います。

 

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