全レベル問題集 数学の違い:6冊のレベルと選び方・順番

目次

この記事の要点

  • 「大学入試 全レベル問題集 数学」(旺文社)は、レベルと範囲の組み合わせで 6冊。1〜4 は数学I+A+II+B(+ベクトルまたは C)、5・6 は数学III+C。
  • 収録数は1冊82〜143題。どの巻も問題編(別冊)と解答編に分かれている。
  • 出版社は「1 基礎レベルで基礎固めを終えてから、2 共通テストレベルや 3・5 私大標準・国公立大レベルへ」という使い方をすすめている。

「全レベル問題集」は、旺文社が出している大学入試向けの問題集のシリーズです。数学は、番号の付いた6冊に分かれていて、「何番から始めればいいのか」「文系・理系でどれを使うのか」が分かりにくいシリーズでもあります。

この記事では、旺文社の公式サイトの商品ページをもとに、6冊の違いを整理します。紹介した本は、カードからテキスト購入のページで購入できます。

全レベル問題集 数学6冊の違いを一覧で比べる

番号範囲レベル収録数
1数学I+A+II+B+ベクトル基礎レベル143題
2数学I+A+II+B+C共通テストレベル118題
3数学I+A+II+B+ベクトル私大標準・国公立大レベル111題
4数学I+A+II+B+ベクトル私大上位・国公立大上位レベル110題
5数学III+C私大標準・国公立大レベル82題
6数学III+C私大上位・国公立大上位レベル98題

番号が「レベル」と「範囲」の両方を表している のがポイントです。1〜4 は数学I+A+II+B の範囲を4つのレベルで、5・6 は数学III+C の範囲を2つのレベルで扱っています。

どの巻も、問題編(別冊)と解答編の2冊に分かれています。1・2・3・5 の巻の案内では、「標準的で自然な考え方」に基づく解答に加えて、問題を解くための考え方・基本事項・掘り下げた解説を載せていると説明されています。

1〜4:数学I+A+II+B の4段階

1 基礎レベル

受験数学の基本となる143題を収録し、数学I・A・II・B の各分野とベクトルの土台となる考え方をつかむ巻です。1題につき1〜2ページ程度の解答・解説があり、章ごとの勉強方法を示す「学習アドバイス」も付いています。

大学入試 全レベル問題集 数学 I+A+II+B+ベクトル 1 基礎レベルの表紙 旺文社 大学入試 全レベル問題集 数学 基礎〜難関6冊 テキスト購入で見る

2 共通テストレベル

共通テストの「数学I・A」「数学II・B・C」の出題形式に対応できる力を養う巻で、重要問題118題を収録しています。ほかの巻と違って範囲は数学I+A+II+B+C で、平面上の曲線と複素数平面の章もあります。

大学入試 全レベル問題集 数学 I+A+II+B+C 2 共通テストレベルの表紙 旺文社 大学入試 全レベル問題集 数学 基礎〜難関6冊 テキスト購入で見る

3 私大標準・国公立大レベル

数学のさまざまな問題の核となる111題で、各分野とベクトルの標準的な考え方を固める巻です。「学習アドバイス」で、すべての問題の取り組み方がマークで示されています。

大学入試 全レベル問題集 数学 I+A+II+B+ベクトル 3 私大標準・国公立大の表紙 旺文社 大学入試 全レベル問題集 数学 基礎〜難関6冊 テキスト購入で見る

4 私大上位・国公立大上位レベル

110題のハイレベルな問題で、理系をはじめ文系の難関大入試にも対応できる力を養う巻です。原型はよく知られているのに少しひねられると解けなくなるような問題も載っていて、総整理や苦手分野の克服にも使えると案内されています。

大学入試 全レベル問題集 数学 I+A+II+B+ベクトル 4 私大上位・国公立大上位の表紙 旺文社 大学入試 全レベル問題集 数学 基礎〜難関6冊 テキスト購入で見る

5・6:数学III+C の2段階

5 私大標準・国公立大レベルは、数学III・C の標準的な考え方を固める82題。6 私大上位・国公立大上位レベルは、難関大入試に対応するための98題です。6 の「ベクトル」の章は理系用の入試問題で、4 の「ベクトル」とは別の問題だと案内されています。

大学入試 全レベル問題集 数学 III+C 5 私大標準・国公立大の表紙 旺文社 大学入試 全レベル問題集 数学 基礎〜難関6冊 テキスト購入で見る

自分に合う巻の選び方と順番

旺文社の商品ページ(編集担当者の声)では、次のような使い方がすすめられています。

  • 1 基礎レベルで基礎固めを終えてから、2 共通テストレベルや 3・5 私大標準・国公立大レベルへレベルアップしていく

これをもとに、編集部の目安として目標別に並べると次のようになります。

目標進み方の例
共通テストで数学を使う1 → 2
私大・国公立大の二次試験(文系)1 → 3 →(必要なら)4
私大・国公立大の二次試験(理系)1 → 3・5 →(必要なら)4・6

上位レベルの 4・6 は、出版社が「上位・難関大の対策」と位置づける巻です。志望校の過去問を見て、必要なら進むとよいでしょう。

注意

いきなり 4・6 から始めるのは、基本が固まっていない段階では負担が大きくなります。今の実力に合う巻を1冊やり切ってから、次の番号へ進みましょう。

この記事のまとめ

  • 全レベル問題集 数学は6冊。1〜4 が数学I+A+II+B(2 だけ +C)、5・6 が数学III+C。
  • 番号が大きいほどレベルが上がる(1 基礎、2 共通テスト、3・5 私大標準・国公立大、4・6 私大上位・国公立大上位)。
  • 出版社のおすすめは、1 で基礎固めをしてから 2 や 3・5 へ進む使い方。

ほかのシリーズのレベルの違いは、チャート式の色の違いでも紹介しています。