チャート式の色の違い:白・黄・青・赤チャートのレベルと選び方
目次
この記事の要点
- チャート式数学は、やさしい順に白→黄→青→赤。どの色も教科書レベルから始まり、違うのはどこまで難しい問題を載せるか。
- 出版社の案内では、白は共通テストレベルまで、黄は中堅以上の大学、青は難関大、赤は最難関大を目指す人向け。
- 選ぶときは「志望校」と「教科書の例題を自力で解けるか」の2つで決める。共通テストだけなら緑チャートもある。
「チャート式」は、数研出版が出している数学の参考書のシリーズです。表紙の色で白・黄・青・赤の4種類に分かれていて、学校で配られることも多いため、「自分はどの色を使えばいいのか」で迷う人がたくさんいます。
この記事では、数研出版の公式サイトの案内をもとに4色の違いを整理し、自分に合う1冊を選ぶ手順を紹介します。紹介した本は、それぞれのカードからテキスト購入のページで購入できます。
チャート式の色の違いを一覧で比べる
まず、4色の違いを表にまとめます。「対象」と「掲載レベル」は、出版社の案内を要約したものです。
| 色 | 正式な書名 | 対象(出版社の案内) | 掲載レベル |
|---|---|---|---|
| 白 | チャート式 基礎と演習 数学 | 基礎固めをしたい人、共通テストレベルが目標の人 | 基本〜共通テスト |
| 黄 | チャート式 解法と演習 数学 | 数学で受験し、中堅以上の大学を目指す人 | 教科書〜入試 |
| 青 | チャート式 基礎からの数学 | 難関国公立・私立大を目指す人、数学を得点源にしたい人 | 教科書〜入試(最も幅広い) |
| 赤 | チャート式 数学 | 最難関国公立・私立大を目指す人 | 教科書〜ハイレベル |
ポイントは、どの色も教科書レベルから始まっていることです。白だけが基本の本で、赤だけが難問の本、というわけではありません。色が濃くなるほど、後ろに載っている問題がどこまで難しくなるかが変わります。
4色それぞれの特徴
白チャート(基礎と演習)
出版社が「もっともやさしいレベル」と案内している1冊です。学習の基本から共通テストレベルまでを扱います。数学が苦手な人や、学校の授業の復習をしたい人に向いています。一部の例題には解説動画が付いています。
数研出版
チャート式 基礎と演習(白チャート)
テキスト購入で見る黄チャート(解法と演習)
教科書レベルから入試レベルまでを幅広く扱い、中堅以上の大学を目指す人向けとされています。出版社によると、進学校での採用実績が最も多いシリーズです。例題すべてに解説動画が付いています。
数研出版
チャート式 解法と演習(黄チャート)
テキスト購入で見る青チャート(基礎からの数学)
教科書レベルから入試レベルまで、4色の中で最も幅広く問題を載せている1冊です。難関大を目指す人や、数学を得点源にしたい人向けとされています。出版社は、数学参考書の書店での売上が1位だと案内しています。例題すべてに解説動画があります。
数研出版
チャート式 基礎からの数学(青チャート)
テキスト購入で見る赤チャート(チャート式 数学)
出版社が「数学参考書の最高峰」と位置づける1冊で、最難関大を目指す人向けです。教科書レベルから、実践的なハイレベルの問題までを扱います。補充問題などのサポートコンテンツが付いています。
数研出版
チャート式 数学(赤チャート)
テキスト購入で見る自分に合うチャート式の選び方
色を選ぶときは、次の2つを順に確かめると迷いにくくなります。
1. 志望校のレベルで「上限」を決める
上の表の「対象」を見て、志望校に合う色を上限にします。たとえば中堅の大学が第一志望なら黄、難関大なら青が目安です。
2. 今の実力で「始める色」を決める
次に、手元の教科書の例題を何題か解いてみます。
- 例題の多くを自力で解けない → 白から始める
- 例題はおおむね解けるが、章末問題は手が止まる → 黄
- 章末問題もおおむね解ける → 青
上限より下の色から始めた場合は、その本を終えてから、問題集で志望校のレベルまで演習を足していく形になります。
注意
色が濃いほど良い本、というわけではありません。自力で解けない例題が大半の本を選ぶと、解答を読むだけになりがちです。始める色は、少し背伸びをすれば解ける程度のものにしましょう。
共通テスト対策なら緑チャートもある
共通テストの数学だけが必要な人には、緑チャートとも呼ばれる『チャート式 大学入学共通テスト対策 数学IA+IIBC』があります。数学I・A・II・B・Cを1冊で扱い、共通テスト特有の考え方も紹介している対策書です。本番の形式を想定した演習例題には解説動画が付いています。
数研出版
チャート式 大学入学共通テスト対策
テキスト購入で見るこの記事のまとめ
- チャート式の色は、やさしい順に白→黄→青→赤。違いは「どこまで難しい問題を載せるか」。
- 志望校で上限の色を決め、教科書の例題が解けるかで始める色を決める。
- 共通テストだけが目標なら、緑チャート(共通テスト対策)も選択肢になる。
チャート式以外の参考書・問題集も、出版社別・予備校別にテキスト購入のページにまとめています。


