異様に奇抜なデザインのPrex:その特徴は?
冒頭に画像を載せましたが、かなり奇抜なデザインですよね. 本屋さんで陳列してある時も、あまりにも目立つので誰でも目につくと思います.
今日はこの一見すると,宇宙の図鑑のような参考書を今日は解説していこうと思います.
構成について
まず、この参考書の構成についてですが,[公式証明]→[問題演習]という構成になっています.
特に、この公式証明に関してはかなり有益で,受験においては「公式の証明」がそのまま入試問題に出題されることも珍しくはありません.
・例えば有名どころだと,2013年大阪大学(文系)の問題をご存知でしょうか?
すごくシンプルですよね.難関大学の1つである阪大も落ちたものだ・・・なんて思う人もいるかもしれませんが,この問題意外と受験生を手こずらせたんですよね.
ちなみに,この年の理系では
こんな問題が出題されているんですよね.
この問題を見た人10~15分くらい考えて,自分なりの証明をしてみてください.ここで証明がスラスラ書ける人は数学の正しい勉強が詰めており,基礎力が養成されています.
逆に,「普段使ってる公式なのに証明全然わからない...」って焦っている人は、いますぐこのPlexで公式証明を確認し、復習することをお勧めします.
- 入試において,公式の証明が題材となっている問題は多い.
- 公式は自分で証明できて、初めて使いこなすことができる.
問題のレベルと使い方について
上にも書きましたが,この参考書の目的は“公式の成り立ちを学ぶこと”から数学的な素養を深めていこうとするものです.
なので,”問題集”として使うには問題量は少なく,掲載されている問題も易〜標準のものが大半です.
したがって次のような人にオススメします.
この本単体で使うのではなく,あくまでも副教材という位置付けで学習を進めると良いと思います.
なので,使用時期についてはいつでも良いですが,早い時期の方がいいでしょう!
数学に苦手意識のある人は是非購入してみましょう
特に学校で配られる「教科書傍用問題集(クリアーなど)」,重要問題集やメジアンなど問題がたくさん載ってるけれど,解説の薄さに
「何の公式が使われているのか?」
「どうして公式が使えるのか?」
と頭にハテナが大量発生して数学嫌いを発症しそうな人には特にオススメです.
注意点
本書は文系用と理系用に分かれています。
理系の方は当然理系用を買うのでいいと思うんですけど,文系で経済学部・経営学部などに進学希望の人は理系用のPrexを買うことをオススメします.
理由としては、入学後に数Ⅲ内容程度の講義がほぼ確実にあるんですけど,手元に簡潔に書かれている参考書が一冊あるだけで心強いと思うので,先も見越して理系用を買っても損はないと思います!!
コメント